タイムボカン祭り ボカンと一発コンサート 渋谷O-East

6時ほぼ定刻に照明が消え、アナウンスが。
「時刻はまもなく6時となります。
・・・が!今日は「タイムボカン祭り。」皆さんの心の時計を30分だけ早めてください。
そうです、今は土曜日の夕方6時半。タイムボカン祭りのスタートです!」
いきなりの味な演出に大歓声。すでに半泣き状態の中。
「8!7!6!5!」
あのカウントダウンとともに山本正之大先生が登場。
今日はピンクピッキーズの一員としても参加の川上ともぞうと手を繋いでステージに現れ、

1.タイムボカンの歌
まずはやっぱしこの曲。
バックコーラスの4人との振り付けもしっかり決まっててナイス。

「続いて行くぞー!」

2.ヤッターマンの歌
そしてシリーズ最長、2年間に渡って放映された最高傑作のこの歌。
正直いきなり主題歌を連発というのは予想外だった。
更にノンストップで

3.オタスケマンの歌
なんと言っても前奏のあの振り付け。
「さあ!みんなでキラキラするぞー!!!」
隣に座っていた男女二人連れのお客は、最初こそ笑いながらも恥ずかしげに顔を
伏せてたものの、
この曲のあたりでは羞恥心をかなぐり捨てたのか、違和感なくその場に溶け込ん
で「♪キラキラ」していた。
いい傾向だ(爆。

4.空からブタが降ってくる
ここで意外な選曲!
シリーズ中、無数に作られた挿入歌の中からこれを持ってきました。
とか言いつつ、すまん、実は良く知らんかった。
が、まあとにかくこれまた振り付けが細かく作られてた。
まあ、うちらの世代にはたとえ善玉の名前を知らん人はいても、オダテブタを知らん人はそうそう居ないだろうし、そう考えると実に妥当な選曲かw。

5.逆転イッパツマン
連れの人大喜び。
女子部の裏(’00年8月)とかAJF大阪(’04年1月)とか、なかなか参加の難しいときに
しか歌われてないので、かなりのレア曲。
山本正之のソロライブとかではともかく)
Bメロやサビの掛け合い部分は向こうも煽るので更に大盛り上がり。

ここまで歌ったところで、司会の小山高生&川上ともぞうが残り、シリーズの歴史を振り返る。
・今年で30周年(放送開始は1975年10月14日)
・企画開始は1973年。きっかけは吉田竜夫社長がミニカーを手に「コレがたくさん売れるようなアニメ作って。」
・仮タイトルとして「タンマー大混戦」という企画が出来る。この時点ではタイムマシンで冒険するというコンセプトはあったものの、マシンのデザインももっと未来的なオーソドックスなものだった。
・企画が通らず、そうこうしている内に「新造人間キャシャーン」の方が先に始まっちゃった。
・(小山)「お蔭様で7作品・8年間やらせていただきまして・・・まあ、最後の1個はどうでもいいんですが。ちなみにさっき歌ってた人も『最後の一個はどうでもいい』って言ってます。何故かってえとまあ、我々が降ろされたからなんですが、その理由が『マンネリだから』

タイムボカンはマンネリだからいいんじゃないか!!!!!』『の言葉に場内大喝采。(^^

等の話を交えつつ、次のコーナーのゲスト紹介に。
【ゲストコーナー1】
まずはタイムボカン・役およびヤッターマン2号アイちゃん役・岡田茉莉さん。
艶やかな着物姿での登場に拍手が沸く。
山本先生も再登場し、アコギで歌を送るコーナー。

6.チュク・チュク・チャン
タイムボカンからの選曲。
曲名は、当時の逸話から。
・ギターの音響技法として、回転する筒を通して音を出力させると反響音と重なり合ってチュクチュクチュク・・・と聞こえる、という技術があったらしい。
・レコーディングのとき、ぜひそれを使おうと思ったら、ギタリストの人がその設備を持ってなかった・
・んじゃ、口でやろう。と言う事で曲名もそのまんまで採用に。

7.花ごよみ
こちらは綺麗なバラード。
山本先生のコーラスも綺麗に決まってました。

【ゲストコーナー2】
続いて、ゼンダマンよりさくらちゃん役・滝沢久美子さん。
この人の場合、ナディアでの3悪もどき(^^をやってるという奇妙な縁もあるんだよね。
・(山本)テッちゃん役の三ツ矢君とは、何度かお会いしてるうちに気づいたんですよね。彼がオカマだってことに。まあ、オカマといっても彼の場合はすごく男らしいオカマですから。
そんなことを話しつつ、
8.ゼンダライオンの歌
放送当時は子供にこの歌を歌わせる企画もあったりして、そう考えるとえらく挑戦的なシリーズだったんだな。同じく土曜日にやってたドリフと同様、PTAには叩かれても番組の持つ影響力は無視
できなかったのは確かというか、見てないと話題について行けなかったもんな。
にしても、三ツ矢パートをすべてオカマ声で歌い上げる先生、すばらしい

9.わすれっこなしよ


ここで司会の2人が再登場し、「さて、数々の豪華ゲストに歌っていただいてますが・・・考えてみたら、ここまで全て『良い者』の歌ばかりですよね?」
との振りに場内、期待感爆発寸前のヒートアップ。

と言うことで、ここで「タイムボカンシリーズ・真の主役」との呼び声も高い、我等が三悪の登場!!!
小原乃梨子たてかべ和也八奈見乗児という、声優会でも大御所中の大御所の揃い踏みはそれだけでも壮観。
しかもサービス精神旺盛で盛り上がる盛り上がる。
奇しくもこの日は、26年間続いてきたドラえもんの仕事の最終放送日翌日と言うことで、改めて大きな拍手が沸き起こる中、小原さんも「私はもう26年間ずっとあなたにいじめられ続けてきたんですから!(^^」と軽く私怨?を述べて盛り上がり、
たてかべさんはファンの大歓声を聞くたびに「こんなにウケるなら、俺まだジャイアン出来るんじゃねえかなあ?」と返す。
そして八奈見さん。とにかく地声があのまんまなので、もう何か一言ボヤく度にO-East中がドッカンドッカン揺れる。
当初はここでトークコーナーの予定だったようで、山本正之先生が再登場した訳ですが、ここで会場内で多分俺だけ大勝利のフラグ確定。
全身ドラずくめ衣装来たー!!!
昨年度のリーグ優勝記念ROAD TO VICTORYスタジャンを上下に決めた上に、中にも同じく優勝記念Tシャツという徹底振り!!!
そういえば今日のチラシの中にも「燃えよ! ドラゴンズ全曲集CD」発売決定の告知が入ってたな。
今年こそ日本一になって優勝パレードで水木のアニキと一緒に歌ってくれ!
さて、それはさておき、観客のあまりの盛り上がりぶりに小原さんも大感激のようで、
トークは後でゆっくり喋ればいいじゃない。だって、今日はコンサートでしょ?早く歌いたーーーい!!」
#おれも早く聞きたーい!#
という要望もあり、予定を変更してそのままライブコーナーへ!

歌う曲はもちろん!

10.天才ドロンボー
サポートに山本先生が入ってのこの曲。
ボヤッキーのつぶやきが3番まで毎回違うパターンになり、感動と笑いの余り泣きながら痙攣してる人続出。(含む俺)

そして、終了後山本先生から
「ここにいるみんなは今日、一つの奇跡を見ることになる。
次の『アーウー・オジャママン』では!本物の三悪が!生で『アーウー』と言ってくれる!!!」
ウキョ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !
まさに場内は阿鼻叫喚(用法違)。
「そして、オシイ星人の声も、小原さんがやってくれる!」

異様な盛り上がりの中、次の曲へ!

11.アーウー・オジャママン

ここでもボヤく八奈見さん。
「♪勲章欲しーい」「♪あきらめなさぁーい」の後、アドリブで「あー、ハイハイ
諦めます諦めます。」とあの声でボヤく!
俺ら二人と一列前の人達、もう瀕死。

曲終了後は3人が残って三悪実演のコーナー。
この日の為に小山氏が書き下ろした新ネタということで、またもやファンにはたまらない小ネタが満載。
「アラホラサッサー」スカポンタン!」「ポチっとな」のび太のくせに!」「♪おーれはジャイアン ガキ大将〜」「小山さんの駄洒落は30年経っても進歩が無いんですから」と、数々の名台詞&小ネタを織り交ぜつつ、最後は「シビビン シビビン シビビン ビン!」で締め。ちなみに「おれはジャイアンさまだ」はほんとに1フレーズ歌ったよ。神懸かってるよ。

この後は小原乃梨子さん&山本先生の曲コーナー。
鮮やかな赤いドレスに歓声が沸く。

12.ハレー彗星
・(山本)オタスケマンから、僕もゲキガスキーという役で出演させてもらいまして、この役のおかげでファンレターがものすごい枚数届きました・・・これ、誇張じゃないですよ?まあ、番組終わったら一瞬で元に戻りましたが(^^

13.アターシャの歌


三悪コーナーの次は、2000年に復活を遂げた、あのシリーズ最新作のコーナー。

まずはきらめきマン1号・リップ役の川上ともぞうが登場し、

14.RIP STEAL
ここまでは司会と言うことも有り「祭」を盛り上げる意味で法被を着ていた訳ですが、この曲だけは歌衣装でした。
オーディション時は、子供の頃見ていたこのシリーズに出られるかもしれない、と言う事で、本来なら他の仕事が入っていたのに初めて事務所に逆らってオーディションを受けに行ったそうです。

そして、曲の終わりと共に山本先生が登場。
頭をなでなでして歌い手バトンタッチ。先生と入れ替わりに「ぶい!」とか言って去って
行った。他作品ネタやめい。

「次の『快盗きらめきマンの歌』、手拍子無しで宜しく!」

15.快盗きらめきマンの歌

正真正銘初めて聴くこの歌。お言葉に甘えて、集中して聴かせて頂く。
いやもうカッコええ。特にサビ以降はまさに「熱唱」という言葉そのもの。

「ありがとう!」と軽く挨拶した後、まだ残っている先生を見て、「お?EDも歌ってくれるんかな?」と思っていると、

「ここで君たちに、もう一つの奇跡をお届けしよう・・・

『フラランランデブー』・・・甲本ヒロト!!!!
!!!!!!!マジで!?!?!?!?!?
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !

と言う事で、スペシャルゲスト登場

16.フララン・ランデブー

初めて本物見た。にしてもすげえ弾けっぷりだ!(^^
元々ライブの時は異様にテンション高い人だってのは分かってたけど、ここまで童心に帰って唄った事はそうそうないんじゃないか?と言うくらい、もう全篇満面の笑みでの熱唱!

「僕は、本来なら皆さんと一緒に客席に座って見てる筈の人間だったんで(^^。幸運にも今日はこのステージに立っていますが、心は皆さんの代表だと思ってます!」
続いて
「さっき唄われた『チュク・チュク・チャン』も『ゼンダライオンの歌』も『ハレー彗星』も、全部、僕のiTUNESに入ってます!
とのコメントにまたまた大喝采

こういう風に、ある意味小市民的なレベルで作品のファンである事をアピールしてくれる人の存在ってのは、こちらも非常に嬉しい。
誰とは言わないが、金とコネに頼って高価なレプリカを貪り集めたり、特番の度に呼ばれもしないのに顔を出したり、これまた頼まれもしないのに自分のブランドでグッズ出したりとか、ファンを自称しつつ作品の質を貶めてる腐れタレントとは大違いだ。
聞いてんのか?狂本。(あ、書いちゃった。)