Chihiro Yonekura 10th Anniversary Special Party “A*LIVE!”

そして悲願の掛かった今本日の大本命。CHIHIROXでも来なかったあの歌が、もし10周年記念のこの日に聞けなったら、おそらく次回以降は新アルバムの曲に飲み込まれていく事でしょう。
っていうか、ちっひー本人が忘れていくのでは?という危惧がある。

入場後「嵐〜の後には熱い曲が来る展開が多い」「FLAMEの後もそうだぞ」「今日に関しては最近のアルバム曲は要らん。シングル縛りで」「モンコレコンボやって欲しいねえ」「ノーモアFRIENDS」などとダベってると、「そのTシャツはともかく、タオルはどうなんでしょう?」
とかつっこまれる。
ほっとけよ!必死なんだよ!やるからには徹底的に!中途半端な覚悟なら、されるだけ迷惑よ!

開演

いきなり「嵐〜」。「法則から言うと、今日は全部熱くなるって事じゃん?」「特に次辺り来るんじゃないの!?」という期待の中、流れたイントロはButterfly Kiss。あれ?
「まあね、今日は持ち歌3曲だけとかじゃないし」「この辺で歌っといてくれれば後半は熱い曲がてんこ盛りに」とポジティブシンキング。と言うか、そもそも曲的には好きなのだ。ただAJFみたいに限られた曲数だと1曲の選曲が死活問題だから。

そして3曲目。「FEEL ME」
法則復活。オリジナルVer.でのバンド演奏は本邦初。
「良い!今日の選曲良い」「やばい、何かが違う」と、手のひら返したように調子の良い事を言い出す面々。続いてミドルテンポのカウントから・・・!?!?!?
「約束の場所へ」

「いっぱい泣いた、いっぱい笑った、いっぱい悔しかった。」
前回から待ち続けた2年間。ありったけの想いを込めてぶつけさせて頂きました。ちっひ−ファンとしてならともかく、カレイドバカ(C:広橋涼)と言う観点ではこの会場で自分を凌ぐ者は居ない筈。ああ、なんだかフールが見えてきた気がする。「♪そう笑って」でマイク向けられましたが、自分でも泣いてんだか笑ってんだか判りません。そして最後はノーフェイドVer.で終了。ライブでは当たり前の事だけど、フルサイズ音源ではフェードアウトで終わってるし、実は振るサイズのフェードアウトはカレイドスターズver.しか存在しない。そんで、この終わり方されるとどうしても「翼は夢、そして空へ!」ってセリフを入れたくなってくるのが業と言うヤツでしょうか。

あ、フールが消えてく。「・・・私の役目は・・・終わったのね。」と言うことで「じゃ!」と帰りかけてみる。いや、何と言うか勝ちが確定してると心に余裕出来るね!今まではライブ後半になる度、残り曲数とやった曲とを考慮して「ダメだ!まだ『陽の当たる場所』が残ってる」なんて胃を痛くしなきゃいけなかったんだけど、今回はこの高まった気分のまま思う存分楽しませて貰うとしよう。もうこの時点で他に高望みしちゃバチ当たるよね。

・・・まあ、実際バチくらい当てられても仕方ない(むしろ当ててくれて歓迎な)くらいのサプライズの嵐だった訳ですがね。

シングルも普段歌わないラインがガンガン来るわ、メドレーで2nd「トランジスタグラマー」を中心に古い曲ガンガン来るわ、トドメにゲスト登場の鵜島さんはWILL1コーラスソロで歌うわ。その鵜島さんはとにかく声の伸びが半端じゃない。あれだけのキーがシャウトじゃなく地声で出るのはもう天性のものとしか言いようが無い。
そんな神懸りなジョイントコーナーの後の後半戦も「最大限のパワーで!」って事でReturn to myselfから。いつもなら決まって「Just Fly Away」になるところなのに、今日の神懸りっぷりはここまで徹底するか。
続いて「little soldier」⇒「遠くへ」。なんだか伝説の「最後の一曲でーす!⇒6連発コンボ」を思い出した。おまけにlittle soldierでは投げたタオルが上空でM氏のタオルと絡まって降下し、「あああ、幻の大技!!レイラさんが、レイラさんの肩が!!」とか一人で別世界(今日何度目か)に旅立ってたり。
その後も狂喜の叫びは続き、本編終了後のアンコールも何とダブルを含めて7曲。
ここまで満ち足りていれば、オーラス定番のFRIENDSも心安らかに聞けるというもの。

デビュー当時のディレクターさんや鵜島さんからの花束贈呈などもあり、10周年を祝う宴は文句の付けどころのない形で幕を閉じました。
選曲・構成全てが最高、ただただ感謝の一言に尽きます。そらもうビールが美味かった。