ARIA The Concert@日本青年館

左サイド8列目。
「目の前が通路で足がゆったりできるのは助かるわ」
「まあ、今日はさすがに跳ぶ事もないでしょうけどね」
なんぞと談笑しながら。

01.そして舟は行く / Choro Club feat. Senoo (サントラ1-Tr.24)
02.ゴンドラの夢 / Choro Club feat. Senoo (サントラ1-Tr.1)

作品と同じく、1話冒頭曲&アバンタイトル曲から始まるという粋な構成。
妹尾さんのピアノが流れた瞬間に背中がゾクゾクと。
ここで進行役・葉月絵里乃登場。
妹尾さん及びChoro Club秋岡さんに、番組にまつわる質問
「最初に原作を読んで、どんな音楽を作れば良いかな?と考えたんですが、気取らずに自分達の曲を作ったらそれがびっくりするほどそのまま作品にピッタリはまってました。」と秋岡さん@Choro Club
「それでは『ARIA』のメインテーマである『AQUA』から続けて聞いて頂きましょう」

03.AQUA / Choro Club feat. Senoo (サントラ1-Tr.4)
04.運河はめぐる / Choro Club feat. Senoo (サントラdue-Tr.4)
05.アクアアルタ日和/ Choro Club feat. Senoo (サントラ1-Tr.6)
06.Samba de AQUA / Choro Club feat. Senoo (サントラdue-Tr.17)


軽快な曲の楽しい時間が続く。
しかも、どの曲もCDに対して最後の部分にちょこっとだけおまけがプラスされて、
(サビ一回分多いとか)通常より尺が長くなってるのが嬉しい。
MCで「コントラバス」と言う単語が言えず噛むえりしー萌え。
「次の曲で『Choro Club feat. Senoo 』としての演奏は最後になります。」
残念、もっとあれもこれも聞きたい。
とは言え、贅沢言ってたらきりがないもんな。

07.オレンジの日々 / Choro Club feat. Senoo (サントラ1-Tr.19)

絶妙のコンビネーションにを見た。
ここでChoro Club の3名が退いて、代わりに河井英里さん登場。

08.満月のドルチェ / 河井英里妹尾武 (VOCAL SONG COLLECTION-Tr.5)

これまでいろんな作品で歌を聴いて、一度は聞いてみたいと思っていたこの人。
きれいな声なんだろうな、とか作詞までこなすんだから多才だな、くらいには思ってました。
が、正直見込みが甘かった。想像の1万メートルくらい上空を行く圧倒的な歌唱力・声量・存在感
誇張抜きで震撼した。
度肝を抜かれるとはまさにこの事。
というか、どれだけ文章を並べてもこればっかりは言葉で表現できない。
「神降臨」なんて陳腐な言葉では生ぬるい。
例え映像化・音源化されたとしてもこの迫力を100%伝えきるのは無理だと断言出来る。いや、出たら絶対買うけどさ。

この曲で妹尾さんは退場。
代わりに登場するのは窪田ミナ大先生。
カレイドの音楽を全部手がけた人です。
無論、です。

ARIAでは、アテナさんの曲を歌えたのがとても光栄でした。次の曲は…敢えて曲名を言わずに唄ってみます。」

09.コッコロ / 河井英里窪田ミナ (VOCAL SONG COLLECTION-Tr.10)
10.バルカローレ〜a cappella〜 / 河井英里窪田ミナ (VOCAL SONG COLLECTION-Tr.1)


会場全体が圧倒されたまま、二曲を続けて披露。
どちらも元曲よりちょびっとだけ長くなってるのはやっぱり嬉しい。
バルカローレなんて、そらもうサン・マルコ広場中の人が手を止めて聞きほれる訳だわ。

ここで、「次は、とっても可愛い方を紹介します。」との事で、河井さんと入れ替わりで牧野由依嬢にバトンタッチ。
正直、最初に河井さんに歌わせるのは余りに酷な仕打ちかと思っていたら、
「河井さんの後で歌うのって物凄いプレッシャーなんですが(笑」
と案の定w。
「河井さんの作詞してくれたこの歌。作品が始まって初めて流れた時に、本当に感動したのを覚えています。それでは聞いて下さい。『ウンディーネ』」

11.ウンディーネ / 牧野由依窪田ミナ

もはや、曲タイトル聞いただけで半泣きな自分。>ウンディーネ
いつもスロースターターな印象のある由依嬢ですが、今日は初っ端から実に声の伸びが素晴らしいです。
ウンディーネも、本来2サビ⇒大サビで終了の曲ですが、今日は更に1サビをもう一回繰り返して締め。

12.ユーフォリア / 牧野由依窪田ミナ


1期OPに続いては2期OP。
何気にアコースティックのフルサイズ聞くのは初めて。
オケで歌う時よりもリラックスして見えるね。

この後、ROUND TABLE(サポートメンバー含む)を呼び込んでバンド演奏で次の曲へ。
ARIAと言う作品では、主題歌を歌えたのは勿論嬉しかったんですが、自分の唄った挿入歌が番組の中で流れたという事が本当に印象的でしたね。
うちは家族みんなで『どこで流れるんだろう?』なんて言いながら見ていたんですが、毎回本当に良いシーンで使って頂いて、家族みんなで驚きながら喜んでいました。」
となれば、勿論この曲。

13.シンフォニー / 牧野由依ROUND TABLE

長かった。
この曲がフルバンドで聞けるまで。
バンドと組んだことで、弾き語りをしながらでもボーカルは更に伸びやかに。
初めて聞いたときは弾き語りでガチガチだったのを思い出すね。
特に、曲をプロデュースしたROUND TABLEと組んで唄うというのは見てる方からも感慨深いものがある。
作品の音楽に絡んだ全員が一堂に会するなんて機会に恵まれた作品はそうそうないと思うし。
まさにネオ・ヴェネツィアの生んだ奇跡。

ここでMCはROUND〜のキタガワ君に移り、
「今日、残念ながら参加出来なかったNinoから国際電話でメッセージが来てます」
との事で、MP3プレイヤーをマイクに近づけてメッセージ再生(^^

「本日は参加出来なくてゴメンなさい。ラウンドのお二人、私の分までよろしくお願いしまーす。」
てな事で、
「今日は、素敵なゲストをボーカルにお迎えして、ROUND TABLEARIA曲をお届けしたいと思います。まずは、『夏待ち』から。」

14.夏待ち / ROUND TABLE

てっきりラウンド単体でやるかと思ってたので、ゲストって誰だろう?とイントロ中考えていたら…
唄いながら登場したのは先ほど下がった牧野由依嬢(^^
この組み合わせはなかなか新鮮。
と言うか、ファルセットの使い方も相まって、意外にも違和感はほとんどなし。
曲終了後、レコーディング当時の話を始めて大いに盛り上がる牧野嬢&ラウンド・リエコの二人。
盛り上がりすぎてなかなか話が終わりませんw
キタガワ「そろそろ、次の曲行っていいかな?
絶妙なタイミングに場内から笑い。

15.Rainbow / 牧野由依・葉月絵里乃・ROUND TABLE

続いて1期ED。
Dメロのサビからえりしーも登場し、最後は二人で歌唱。
女性がもう一人増えて3人で和気藹々トーク
キタガワ「えーと、まだ話続きます?
再び場内爆笑。

「せっかくなんでこのメンバーでもう一曲やらせて下さい」とキタガワ君。
ARIA The ANIMATIONの最終回で流れた曲です、せーの…『Just For You』!」

16.Just For You / 牧野由依・葉月絵里乃・ROUND TABLE


まさにこの曲はROUNDの真骨頂だよね…とか思っていると、前奏の途中でキタガワ君が演奏を止める。
「せっかくなんで、この曲だけでもみんな立ちませんか?」
大いに沸く場内。さすがはキタガワ君GJ!
「じゃあ、みんな『Just For You』に合わせてジャンプしてみようか!」
誰だ?今日跳ぶ事無いとか言ったの?(苦笑)
ジャンプ練習をした後、そのままメンバー紹介に突入するキタガワ君。
しかもキーボードにソロを弾かせた後ジャンプさせたりw
「次は牧野由依がジャンプしまーす!…って、タイミング遅い!」
「続いて葉月絵理乃もジャーンプ!…って、だから遅い!」
ちなみに牧野嬢スカートなんですがw
そんな感じで、これまでとは一風変わった雰囲気に。
キタガワ「さっきより気温2℃は上がったねw」

さすがに盛り上げるのはお手の物といった感じのキタガワ君。
これをと言わずして何と言う。

ここで、牧野嬢は退場。
続いて次の曲タイトルを読み上げて歌に入ろうとするえりしー…にキタガワ君が合図。
そこでようやく妹尾さんを呼び忘れた事に気づくえりしー。

17.明日、夕暮れまで / 葉月絵理乃妹尾武ROUND TABLE

イントロ5秒で既に泣かせに入る妹尾さん。
OVAラストを飾るこの曲、前奏から後奏までこれでもかと言うほどピアノが泣きのメロディを奏でます。
いつみても神業

ここでラウンドが退き、
「次がこのコンサート最後の曲になります」

18.Smile Again / 葉月絵理乃妹尾武


本来6/8のスイング調のこの曲。
ピアノ一本でのアレンジの為、正統な4拍子に。
これだけで随分印象が変わるもんだね。

アンコール

えりしーがSONOROUSを紹介。
OVAのOPは原作を読んで作ったと言う事らしい。
曲のシンクロ具合を考えれば肯ける事ですが。

EC-1.七色の空を / SONOROUS・Choro Club

Choro Clubとのコラボで。
生演奏だと、CDでは気づかないコントラバスの音とかに気づけます。
というか、楽器の繰り方を目で見てるだけでも音の聞こえ方は違ってくるもんだな、と。

ここで、SONOROUSと入れ替わりに佐藤純一総監督が客席から登場。
本日ラストにして最強のの登場です。
えりしーに対し、
「よく唄う気になったね。この大観衆の前で(^^」
「全然平気じゃないですよ。めちゃくちゃ緊張しましたよ」
「でも歌う方は結構堂々としてたよね?司会進行の方は、噛んだり呼び忘れたりジャンプのタイミング遅かったりしてたけど。」

容赦なく言われるえりしー。
確かにこの人の天然ぶりも間違いなく噛み業と言って良かったね。
トークの中で、今回のコンサートの発案が選曲担当の佐藤恭野氏…って要は監督の奥さんである事を披露。
「選曲でいつも私達だけChoro Clubさんや妹尾さんの音楽を特等席で聴いてるから、是非視聴者の皆さんにもその感激を味わって欲しい」
との意向だった様で、その心意気に感謝。

その後、第3期の告知があった後、締めはこの曲。

EC-2.サンタクロウスの空 / Choro Club feat. Senoo


アニメ本編でもラストを飾ったこの曲。
季節的にも冬にぴったり。
強いて我侭を言うとすれば、河井さんのボーカル付きバージョンも聞きたいな…と思っていたら、
2コーラス目より河井さん登場
この日の舞台には、終始アテ外れが無し。

この後、出演者全員が登場し、挨拶。
終演後も客席には至る所に満足げな余韻が。
こちらも無論、絶賛しながら会場を後にし
「よし、飲みにいこう。ARIAに出てきたメニュー限定でw」
「とりあえずマルゲリータピザは頼まないと」
「ビールはアリシアさんが原作の温泉話で飲んでたからOKだよな。しかも灯里や藍華が眠っちゃうまでの一コマで瓶が10本空いてるし。それ中の人の話じゃねーのかよ!って」
OVAならわらびもちもOKですねえ」
とか満面の笑みを浮かべながら祝杯を上げに行きましたとさ。
と、