マザー牧場

さあ、ジンギスカンです。
しかし、胃の中には先ほどのシナモンロールが鎮座ましまして居ます。

野郎4人でテーブルを囲んだ訳ですが、みんな無言で肉と野菜を平らげていきます。
喋る事すら辛い、とお互いに分かっている男達です。
今風に言えば「何も言えねえ」って奴です。
確かに「旅行」じゃなく「合宿」の顔です。

あ、そう言えば牧場だけに各テーブルに牛乳が配置されてます。
同席のみんなは初手から「牛乳は勘弁」とパックも開いていませんでしたが、「よつばと!」7巻の牧場ネタが大好きなな自分としては看過出来ません!
おまけに、珠樹社長が牛乳をお酌して廻ってきます。
「ままままま、まずは一杯」
「あざーーす」ぐびぐびぐび。
「おぉーー!いい飲みっぷり。んじゃもう一杯
やっぱし雛見沢には鬼が住んでいます。

調子に乗って飲みましたが、牛乳もお腹に溜まるよね。
その後も、4人で黙々と食い続け、なんとか皿を完食。

安堵の息をつく我々に牧場のオバちゃんが追加の皿を持ってこようとしています。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・
マジで無理なんで、と丁重に辞退すると、
「この後、走るんだって?それじゃ大変だねえ」
人の情けが目に染みます。ありがとう。その言葉だけでも今の俺達は泣きそうです。
「じゃあ、いっぱい食べてパワー付けとかなくちゃね
母さん、故郷に帰っていいですか?
別の意味で泣きそうです。

食い終わった後、まだ食事中の他チームを待つ為か、それとも社長と綿密なミーティング中のぢぇら二人を待つ為か、しばしの空白時間。
「外にでたい」
「中に居るだけでも肉の匂いで胸焼けしそう」
「トイレ行って来よう」
「俺行ってきたけど、外の空気がうまい分、自分の体のジンギスカン臭で凹んだよ」

その後、正式に自由時間となり晴れて自由の身に。
胸焼けする身を抑えつつ、空気の良い屋外でiPodを流しながら大宴会のミーティング。
遊んでる暇なんかありゃしません。
とりあえず、この時点で

・8人なので3パートより2パートにしよう。
・間奏でCHOO CHOO TRAIN(グルグル廻るの)を入れる。
・サビは全員で
・スリラーやろう

と言う方向性が決まる。
なんか悪ノリで出した案が2つほど通っちゃってる気がするが、本当に良いんですか?
考え直すなら今ですよ?いや、わたしゃもう恥なんて捨てた気だから良いですが。
そうこうしてる内に集合時間まであと5分とか。マジ!?
にしても、この状況でソフトとか食べてる人がいるのに驚愕。
入りません。